1★ 当て屋の椿 10巻【天網~乂/魂を宿す少女の末路】★ネタバレ・感想/川下寛次
1★当て屋の椿/10巻【天網~乂/魂を宿す少女の末路】/感想・あらすじ・ネタバレ/川下寛次/ヤングアニマル
●ネタバレ・あらすじ●
椿の知り合いの梧桐(あおぎり)和尚は、篝の亡骸が運び込まれても、とっても快活。。
そして碇に荒むばかりで上手く悲しむ事もできない鳳仙に、「ここまでは仏様も見逃して下さるよ」と、胸元を拳で軽く叩いてくるのでした。
ただ梧桐和尚は、「それにしてもあの椿は何処へ行きおったんだか 言いたかった事 言えなかった事 今の篝にこそ伝える事が在るだろうに」と困惑していたりも。
だけどその椿はと言うと、「縁」の居場所を突き止め、、、篝の復讐めいた言葉を投げかけ始めたけれど・・・!?!?!?(汗
●感想●
うわー・・・。。。「雁の群れのまさかの正体」を察知しても、椿ってばちゃんと「鈴懸の魂を縛る」あたり、、すごく冷静・・・。
もちろん、篝の死には憤怒してるんだけど・・・そのあたりの的確さが逆に怖い。。。
いや、、もちろん椿が加害者じゃなくてショックを受けた方なんだけど、この椿でも篝の死を防ぎきれなかったし、相手は平気で日輪をもあんな目に遭わせたし・・・
レベルなんだよなあ・・・と考えると、、違う意味での恐怖があちこちわいてくるのよね。。
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にしても、鈴懸に言わせると「縁」のこの「雁」システムって、「不憫な病」なのか。。
「病」にしてはただの妄想でもなく本当に宿してる辺りこれまた不気味だし、、それに篝迄宿してるのがおっそろしい・・・。。。
「念」とか「孤独」を濃縮した結果の病だとしても、ここまでこうなるものか。。
それもまた科学が発達してない・人々が平等でもない不条理な古い時代だからこそ、そう言う怪異的な物が今よりも多いのかねえ。。
あと篝の「抱きしめて」は思っていただけで口にしてないから、縁のこの「病」は「思い込み」・「妄想」じゃなく、本物よねえ・・・。
でもこの力自体は、鈴懸の勢力拡大にはそんなに役立ってないのよね・・・。
表向きは、鈴懸の「託宣」が効いて一大勢力になったんだもんなあ。。
もうちょっと大きくなれば、操り方かなにか体得すれば、意外とこの子その力でまた悪い勢力築けたのかもね・・・(それはそれで、怖い)。
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しかし、、「真性」の「結局お前は取り零すんだな」ってセリフの意味って・・・。
真性から見れば、椿が中途半端な状態(?)でトドメを刺せなかった相手が・・・縁以外にも、過去にいるってことよね。。
それってちょっと先の話になるけれど、あの・・・真性の憧れの人・・・かねえ・・・。(謎)
それとも自分が死にかけた時に、椿が・・・とか?
椿と篝の少女時代のカットも意味深に出現する中、この真性とも色々あったんだろうなあ・・・。。。
そしてこれもちょっと先の話になるものの、「篝の方が年上」と椿が明言してたから、、体格等々から言うとあの「異様な巫女」はやっぱり篝なのかなあ。。
(大分様子が違うしちょっと引っかかる点あるけども、それはまた後日検証したいと思います)
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しかし、椿の涙腺をゆるめた鳳仙の一言、、男前すぎる・・・!
(鳳仙なのに・・・!!w / イヤ先生、結構好きだけど、、やっぱりそう思っちゃう(笑))
【2】に続きます。