ささよならハルメギド 3巻【最終回有】★ネタバレ・感想/きづきあきら サトウナンキ
★さよならハルメギド/3巻【最終回有】/感想・あらすじ・ネタバレ/きづきあきら サトウナンキ/アクションコミックス
3巻は、11~15話(最終回)入り。
●11話 ネタバレ・あらすじ・感想●
ある日、自分のキラキラした世界が毒におかされて・・・みんな何かに汚染されて言葉が通じなくなって、別の生物になってしまった。
でもそれは、あの黒い影のせいなんだ。
キラキラした世界を取り戻すためには、みんなを守るためには、アイツを倒さなきゃならない。
翔太はそんな風に感じていたけれど、優馬がホームに転落し大けがを負ったとの一報が入り、あわてて病院へ。
すると優馬に優しく声をかけられた将太は、自分が家族で暮らしたいがために、前に神社で願い事をしたせいでこんな事故が起きてしまったのかも・・・と反省します。
だけど、、自分が席を外した病室で、優馬が母に「実は、黒い男に背中を押されてホームに落ちた」と言ってるのを聞いてしまい、将太は真っ青に。。
と言うのも、黒い服の男と父親は、、一致するかも・・・???
でもUFOとか馬鹿馬鹿しい事ばっかり言うって他人に言われることが多いから、、きっとこれも馬鹿馬鹿しい夢みたいな事なんだ。。
”オバケはいない UFOは飛んで来ない 誰も死んだりしないし 世界は終わらない 明日はちゃんと来る”
翔太は、そんな風に考え直すことにします。
ところが、、帰路、、、将太が母といる所に、、父が現れて・・・・・・・・・・・・・・・・・。。。。
母が自分だけを逃がしてくれたから、将太は他の大人に助けを求めるのでした。
すると父は、自宅で母の首を絞めまくっていて・・・そこからは、、まさかまさかの修羅場に発展。。
それでも母は、自分に逃げるように言ってくれたから、将太は外へ飛び出したものの・・・。
”バチが当たった 人類がメツボーしたらいいななんて思ったから 邪魔なヤツにいなくなれなんて思ったから 俺の世界だけメツボーする”
それなのに逼迫した将太に、次々と衝撃の展開が・・・!?!?!?^^;;;;;;;;;;;
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●感想●
きづきあきら・サトウナンキ先生って、明るいラブコメから混沌恋模様からドロドロの衝撃展開から、結構幅の広い作品を描く作家さんだけど、、
今回は・・・・・・・・・・・・・・・うーむ。。
1・2巻は甘酸っぱさ・ほろ苦さなんかが目立ちつつも、三巻は・・・いびつな衝撃展開だったかなあ。。
他作よりは、性的に・・・と言うより、人間関係的に。。
壊れた父、そして歪んだ三角関係。。
親子関係だけじゃなくて、恋愛面での人間関係まで、小学生男児がこんな目に遭っていいのやら。。。
あと、結末・・・・・・・・・・・・。。。
ううーーん。。賛否両論あるとは思うものの、これってある意味リアルだよね・・・。
やっぱりどんなに頑張っても、子どもが出来る事なんて限界があると言うか・・・それを乗り越えることは容易じゃないし、愛がある家庭を一度でも知ってる側と、知らない側とはこんだけ乖離してしまうのは、なんとなくわかる。。。
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漫画の親って簡単に改心したり・実は子供を愛してました・・・なんてパターン多いけど、実際こういう風に一度もそう言う愛を実感できない子は、、そうなっていくのも無理は無いと言うか。。
いや、、抵抗はするべきなんだろうけども、、なんか・・・そこを責めるより、やっぱり大人がもっとしっかりしろよと思ってしまう。
かくして、個人的には「大人がしっかりさえすれば」漫画の、トップ層な一本だったかなあ。。
もちろん子どもたちの全員が全員そうなったわけじゃなくて、明暗くっきりわかれてしまったあたりがとても切なくはあるものの。。
なんかね~~・・・リアルで複雑な読後感で、印象に残る作品だったかも。。
◆きづきあきら・サトウナンキ先生作品ネタバレ感想記事一覧 うそつきパラドクス(青年館)・うそつきパラドクス(本館/11巻社内風紀のみだしかた5話~)
バター猫のパラドクス(青年館)・奈落の羊(青年館)・さよならハルメギド(青年館)・僕(青年館)・ボクはイケメン(青年館)・暁の明星(別館)
・秋の鹿は笛に寄る(別館)
かたや、、「加害者側の心理」にも、ちょっと考えさせられたり・・・。
でもなあ・・・やっぱり、大人さえしっかりしてれば・・・に戻って来てしまう。。
結末、ショックは受けつつも・・・愛を知ってるから、なんのかんのであの子は大丈夫なんだろうな。。
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